バイクツーリングの魅力を最大限惹き出すカメラとして最適な360度アクションカメラをご紹介します。
360度カメラはまだ新しいジャンルなので、どのメーカーもまだまだ試行錯誤中です。360度カメラという一括りの中でも外観、機能が多種多様な製品があります。
しかし、ネットを通じて個人の配信が年々増えていく中で360度カメラの需要はこれからどんどん広がっていくでしょう。
多様性を極める360度カメラも機種選びにも色んな機能がポイントとなってきますが、こちらではバイクツーリングで360度アクションカメラを使用することにこだわって選考しました。
特にこだわったポイント!
- 手ブレ修正機能
- 防水性能
- 連続撮影時間
この3点をツーリング撮影用のカメラとして最適かつ重要な選択条件として選考をしました。
- 手ブレ修正機能
バイクの走行には振動がつきものです、しっかり固定しても映像がブレてしまいますので、手ブレ修正機能が無いと映像酔いで見るのが辛く感じてしまいます。
手ブレ補正にはビデオで発生しがちな手ブレを画期的に補正する機械のジンバルがありますが、カメラの中に「空間手ブレ補正」等の機能が備わっていれば、ジンバルが無くても細かな振動だけではなく、歩いたときの大きなブレをも補正してくれます。
- 防水性能
カメラ本体に防水性能が備わっているものを選んでおけば、バイクを走行中に雨が降ってくることも想定し、多少の水濡れでも故障しにくいです。
防水性能がないカメラでも防水ケースを活用すれば水濡れに対応できますが、突然の雨などには対応しきれないことも考えられます。
- 連続撮影時間
バイク走行中にバッテリー交換などをするのは難しいため、バッテリーの持ちが良い機種を選ぶ必要があります。小さいカメラでも撮影時間が長く行える機種を選ぶのも大切な選考基準となります。
順番:価格の安い順(2022年1月末現在)
1.Insta360 ONE R ツイン版
- 最IRO大解像度(動画) 5.7K(360度)、4K(広角)
- 有効画素数 約1800万画素
- サイズ 7.2 × 4.8 × 4.3cm
- 重量 130.5g(360度)、121g(4K広角)
- 手ブレ補正 あり
- 防水性能 あり
- バッテリー性能 70分(5.7K@30fpsの場合)
- Bluetooth あり
- 色 ブラック
- 主な特徴
大きな特徴として、レンズ・モニター・バッテリーの3つを自由に組み合わせて使用します。モニターの向きを変えられるためモニターを自分側に向けてセットすると、映像を見ながら画角調整やモード変更も可能です。今回紹介する「ツイン版」では360度デュアルレンズモジュールと4K広角モジュールの2つが付属していてますので、お好みのシーンに合わせてレンズカメラを使い分けることができます。更にGPSスマートリモコンやマイクアダプタなど周辺機器も充実しています。
また、アプリ自体の完成度が高く、非常にシンプルな手順で済みますので、面倒な編集は苦手という方に最適です。特に再生スピードの編集が簡単にでき、編集後の映像にメリハリがつくだけでなく、見ていて飽きない動画になります。編集の一例では、1/4X、1/2X、 2X、4X、 6X の再生スピードから好みのものを選択し、反映したい再生部分をドラッグします。そうすると、その部分の再生速度のみ変更されます。
2.GoPro MAX
- 最IRO大解像度(動画) 6K(撮影時)、5.6K(スティッチ後)
- 有効画素数 約1660万画素
- サイズ 6.4 × 6.9 × 2.5cm
- 重量 154g
- 手ブレ補正 あり
- 防水性能 あり
- バッテリー性能 2時間(64GのmicroSD使用時)
- Bluetooth あり
- 色 ブラック
- 主な特徴
マイクの性能が高く、本体には6つのマイクが内臓されていて、そのうちの一つは声だけを拾う指向性マイクがあります。撮影方法に関係なく優先するマイクを選ぶこともできます。またバイクの風切りノイズを軽減するウィンドリダクション機能なども搭載しています。
強力な手ぶれ補正機能「Max HyperSmooth」機能は、なめらかな360°映像の記録が可能ですので、バイクへ設置するアクションカメラとしてオススメです。2つのカメラで360°の映像を撮影する360°モードと、それぞれ片側のカメラでワイドな映像を撮影するHEROモードを搭載し、シーンによって使い分けることができます。
そしてGoPro の代名詞として、抜群の耐久性を備えています。ハードな室外の撮影でも付属の保護レンズを装着すれば安全ですし、水深 5m までの防水機能がありますので、激しい雨にも十分耐えられます。他の2機種と比較した際のマイナス点としては、編集は独自形式の動画ファイルで行うため、編集に専用のソフトや高スペックのパソコン用などが必要となる点があげられます。
3.Insta360 ONE X2
- 最IRO大解像度(動画) 5.7K
- 有効画素数 1800万画素
- サイズ 4.62 × 11.30 × 2.98cm
- 重量 149g
- 手ブレ補正 あり
- 防水性能 あり
- バッテリー性能 80分(5.7K@30fpsの場合)
- Bluetooth あり
- 色 ブラック
- 主な特徴
延長棒に付けた際にレンズの位置が他機種と比べて縦長のデザインであるため、被写体からより離して撮影がされます。またサイズ感が他の機種より重く見えないスマート設計ではありますが、バッテリーの交換もしやすいので長時間の撮影時も安心です。
編集については、アプリ「Insta360」が視覚的に操作しやすく工夫がされていて、特にAIによる自動編集が可能な「編集ラボ」という機能があります。またスマホアプリが非常に簡単で、AIによる自動編集機能など360度動画を楽しむための仕組みがたくさん揃っています。具体的には、「Insta360」独自のAI自動編集によって、360度撮影した動画を最適な16:9などの一般的な動画に編集してくれて、20種類を超えるテンプレートも用意されていますので、チュートリアル(画像を多用したわかりやすい解説)に従って多彩な表現の動画に仕上げることが可能です。編集作業のしやすさから考えると、360度動画の世界に足を踏み入れるための動画作成には最適かもしれません。
バイクツーリングで360度動画を簡単に撮影、編集できる360カメラの特徴や編集のし易さなどを考慮した最適な360度カメラについて解説してきました。
360度カメラはハードルが高そうなイメージを持っている方が多いかもしれませんが、実際には撮影してみると通常のアクションカメラと同様に、自分が意識していない角度からの映像も撮影できるため、撮影者の発想次第ではとてもユニークな映像を撮ることができます。
とはいっても、普通のカメラとどう違うの?買う前に体験してみたい…という方は、気になった機種をレンタルしてみるという手もあります。まだまだ高額なカメラなので、いきなり購入するのは抵抗があるという方、あるいは気になっているけど上手に使いこなせるかと不安だ。という方はレンタルという手もあります。レンタルが気になった人はチェックしてみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございます。また、お勧めのバイクパーツなどに興味を持たれている方には、関連する記事がありますので合わせてご覧ください。